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<会場>

〒722-2417

広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2

『渦汐』

川本直人 監督

2013年/日本/カラー/16mm/10分

 

映像には2つの側面がある。

現実(リアル)を正確に記録しようとする面と、心象(リアリティ)をより明確に表現しようとする面。両者は互いに拒絶し合いながら、成立している。

 

 

=川本 直人=

 

 

 

 

 

 

 

映画作家。1988年9月生まれ。瀬戸田(生口島)で育つ。高校卒業後上京。多摩美術大学に入学する。
海を撮影したフィルムにシネカリグラフィーを施し、時間の拒絶を試みた『渦潮』(8mm)が第62回ベルリン国際映画祭短編部門に入選。翌年、続編である『渦汐』(16mm)も第63回ベルリン国際映画祭短編部門に入選。その後「小津国際短編映画祭」(イタリア)、「Festival
Imago」(キューバ)、「等々力国際映画祭」(東京)等、各地で招待上映される。
日記映画からはじまり、ドキュメンタリー、アニメーション、キネカリグラフィーと横断的な手法で作品をつくる。瀬戸内をテーマにした表現活動を多くおこなっている。

<8月10日 / 耕三寺博物館 「未来心の丘」>

19:00- 開場 19:30- 上映

入場料:無料

『渦潮』

川本直人 監督

2012年/日本/カラー/8mm/7分

 

表現は拒絶で成り立つ。その対立構造をひとつの作品の中で表現した。

 記録(撮影時)した時間と、キネカリ(現在)の時間との対立。過去の記録に、いかに「今」という瞬間をぶつけられるか。記録と今のぶつかる瞬間に着目し、ぶつかる瞬間のいわば火花を表現した。

『stone meditation』

木村達人 監督

2013年/日本/カラー/5分

 

石を削ってコマ撮りした映像。河原の石ころからビルの壁に使われる石材、身近な石を削った。目的や意図するものはなく、盲目的ひたすら削ることを己の瞑想とした。

 

 

 

=木村 達人=

 

 

 

 

 

 

 

2012年多摩美術大学卒業

2014年愛知県立芸術大学大学院修了

 

大学在学中より石を削ってコマ撮りする映像を作り始める。

 

上映歴

イメージフォーラムフェスティバル2012

ロッテルダム国際映画祭2013

エディンバラ国際映画祭2013

『疾走ラブレター』

山本圭祐 監督

2013年/日本/カラー/16mm/6分

 

ガリ勉も不良もスポーツ馬鹿も馬鹿もデブも天才も、 白いワイシャツ着てんだよ。 今日も戦のゴングが鳴る、あの子に手紙をしたためよう。

 

 

=山本 圭祐=

 

 

 

 

 

 

 

1991年生まれの23歳。埼玉県出身。

大学に進学後役者として活動を始める。2014年3月に大学を卒業。卒業後現在も役者活動継続爆進中。

在学中役者としての活動と平行し2本の映画を製作。

 

「疾走ラブレター」2013/16mm/カラー/6min

•第35回ぴあフィルムフェスティバル 入選

•バンクーバー国際映画祭 Tiger & Dragon 招待上映

•第60回オーバーハウゼン国際短編映画祭 Children's and  

  Youth Films 入選

 

昨日のきおく 今日のりんかく 明日のぼうきゃく

花岡梓 監督

2010年/日本/カラー/8mm/5分

 

きっと365日、目を覚ますたびに忘れていっている。光をとりいれることによって影が消えていくように、目を覚ますたびに思い出も消えていく。私の故郷の家では早起きな祖母が障子を開けて1日が始まり、夜に障子を閉めて1日が終わる。上京をしてからは今は私が朝にカーテンを開けて1日が始まり、カーテンを閉めて1日が終わる。忘れたくないのに忘れてしまう。きっとこのもどかしいような、悲しいような感情のいつかは忘れてしまうかもしれない。だからこそ、フィルムにでも焼き付けておこう。

 

 

=花岡 梓=

 

 

 

 

 

 

 

山口県出身。小さな漁師町で育ちました。東京で生活をしていて寂しくはありませんが、魚を食べるたびに町が恋しくなります。○「昨日のきおく 今日のりんかく 明日のぼうきゃく」

2010年 制作 オーバーハウゼン国際短編映画祭 入選

○「そこにかえる」

2013年 制作 イメージフォーラムフェスティバル優秀賞受賞

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